スキルアップできる？総合病院で働くメリットデメリット
総合病院は様々な診療科があり医療設備が整っているため、スキルアップを目指す看護師にとってはメリットが豊富です。しかし、多忙な面もあるためデメリットも存在します。ここでは、総合病院のメリット・デメリットを具体的にみていきましょう。
総合病院のメリット
総合病院では医師の診察補助にはじまり、点滴の管理や病棟・検査室との連携など幅広い業務が求められるため、実践の中で学びながらも勉強を怠らないようにしなければなりません。また、病院によっては最先端の医療技術に触れながら働くことができます。そのため、高いレベルの環境の中で自分を磨きながらやりがいと誇りをもって働きつつ、スキルアップができるというメリットがあります。
そして、総合病院の多くにはプリセプター制度が導入されており、先輩看護師のサポートを受けながら技術を学べる環境が整っています。教育のカリキュラムも病院側で制度化していますので、しっかりした教育体制のもとで働き始めることができるというメリットがあります。働き始めのうちは不安なことが多く悩み事は尽きません。そのような環境の中で相談できる相手がいるというのは非常に心強いでしょう。
また、その病院の近くに住む人が来院されるので、患者さんとの距離が近いという特徴があります。入院患者の場合は家族が面会に来られるので、患者さんの情報を多く得られるというメリットがあります。患者さんとの距離が近いため、より最適な医療を提供できるという点もメリットと言えるでしょう。
総合病院のデメリット
総合病院に来る患者さんはクリニックに来る患者さんと比べて緊急性が高いケースが多く、病態が読めなかったり状態が急変する可能性が高いといった特徴があります。そのため、病態生理やリスク管理、緊急時対応などの知識を持っておかなければなりません。そのため、自ら積極的に勉強会などに参加することが求められます。そのため、なかなかプライベートの時間が確保しづらいというデメリットがあるのも確かです。最近はワークライフバランスという言葉が普及してきたように、病院側としても可能な限り勤務時間内に勉強会などを開催しているようですが、それでも勤務時間外にならざるを得ないケースが多いのです。そのため、家庭を持っている看護師にとってはなかなか厳しいでしょう。
また、仕方がないことではありますが、入院施設があるため頻繁に看取りがあります。今は8割の方が病院・医療施設で死をむかえると言われています。そのため、このような場面に立ち会うのがつらいと感じる看護師にとってはデメリットかもしれません。
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